この街のどこかで

どこかの街に住んでる普通の主婦の普通のブログ

映像でしか見たことない花火が好きな娘の話

お題「#この1年の変化」

 

何を書こうか迷ってたけど面白そうなキャンペーンを見つけたので参加してみます。

 

この1年の変化。

 

夫も私も在宅勤務出来る仕事ではない為、あまり仕事に変化はありませんでした。

お酒も飲めず、子どもが出来てからは休日は家族で過ごす事が多かった我が家は、外出時のマスクやアルコール消毒といった、みんながしてる当たり前の事以外はあまり生活に変化はなかったかもしれません。

 

ただ、2歳になった娘は違う。

 

娘に関しては、自身の変化というよりは社会の変化によって経験出来るはずだった“初めて”がとことん奪われていきました。

 

1歳児クラスから参加するはずだった保育園の運動会は参加出来なくなり、

運動量も増えて友達とたくさん遊べるはずだったのにその機会はぐんと減らされ、

ショッピングモールなんかにある室内遊具はとことん使えなくなりました。

去年は緊急事態宣言が出たためお花見も行けず、桜は通りすがりに少し見たのみ。

花火もまだ見た事がなく、テレビに映る花火を「わぁーしゅごーい!!」と言いながら見つめるだけでした。

アンパンマンが大好きなのでお誕生日にアンパンマンミュージアムに行こうと計画してましたが、時期的に感染者がすごく増えたタイミングだったので中止に。

 

もちろんこれから経験していけばいいのだけど、1歳〜2歳の娘はもう戻ってこないわけで、コロナがなければ娘はお花見も花火もアンパンマンミュージアムも行けてたのになと思うと本当に残念です。

 

最近は私のマスクを手に取り、嬉しそうに「ましゅくつけるのー!」と言ってきます。

2歳でマスクなんて言葉覚えなくていいはずなのに。

彼女が見てる大人は、家にいる私たち両親以外みんなマスクをしています。

保育園の先生だって、マスクを外した顔を知らない。

マスクをしてない大人の顔を知らないと思うと、何とも言えない気持ちになります。

彼女にとっては、マスクを付けている顔が当たり前なのです。

 

これは娘だけでなく子どもたちみんなに言えることですが、今の年齢だからこそ得られる経験やそれによって芽生える感情を知らずに大きくなった時、何か影響が出ないのかが少し心配です。

 

こればっかりはみんな同じだし、恨み言を言っても仕方ないんですけどね。

 

早く、早く、みんなが前の生活を取り戻して、娘がこの1年経験出来なかった事を出来る時がきますように。

 

今年は花火、見れるといいな。